お正月 男の着物

お正月から着物を着ることによって一年を新たな気分で迎えることがでるし、着物デビューする良い機会だとお、思います。普段から着物を着たいと思っていたけれど、どこに着ていっていいかわからなかった方でも初詣や新年の挨拶は着物を始めて着る良いきかいですね。

お正月や初詣、新年会など。新年という節目を迎えるのには着物を着るのは日本の文化・風習を改めて感じるきっかけになります。家族揃って初詣に出かけたり、新年会に洒落着として着たり。新年会に着ていると周りの人達にも喜ばれますし、正月の雰囲気をいつも以上に感じることができます。

江戸時代から着衣始(きそはじめ)新年になつて新しい着物をきること日本古来からのならの習わしがあります。正月というのは歳神(としがみ)様を迎えするために門松や鏡餅を飾り、その年の五穀繁盛や健康祈願などを願いお祝いする行事として過ごします。

防寒対策として着物を着る前(着付けの際)に厚手の下着や股引を着用したり、足袋も裏起毛など暖かい素材が便利です。出かける際はマフラーを巻いたりコートを羽織るなどしてしっかり対策しましょう。

子供のころ、そういえば、オヤジも正月に限って、着物を着ていた。オヤジは、紬かなにかのアンサンブル(着物と羽織のセット)を着ていた。それでこたつに入っておせちを食べ、その後、近くの神社に初詣をするのである。男の着物姿を街で見かけることは、ごく少ないし、一方、着物の仕入れの現場では、男着物はどんどん出品されるのに、買い手が少ない。
買い手が少ないから、値段も、めちゃくちゃ、安いのである着物を着て街を歩くと、ずっと、注目されている気がする。 
やってみたことはないが、たぶん、女装して歩くより、ずっと、みんなの視線が眩しい。
しかも、その視線は、おおむね、肯定的である。
自分が、突如、注目に値する人間になったような、不思議な気分である。いま、不人気な男着物は、リサイクルで揃えれば、めちゃくちゃ安いのである。
とくに品質にこだわらなければ、せいぜい、アンサンブル(着物+羽織)1万円、袴 7~8千円ぐらいだろう。
もちろん、多少の汚れていても良いというなら、合計1万円で手に入ることもある。
で、ちゃんと着ていれば、誰もいくらぐらいの着物を着ているかなんてわからない。たぶん、着物でも着てみよかな、と思っても、着付けが難しいとか、ルールがややっこしい、って思ってしまうでしょ?

フォーマルな場、お茶に行く、などの場合、そういった着付けのルールは、厳密に守らなきゃいけないし、万一、そこで外してしまったら、白い目で見られるのは必定である。フツーに街を歩く、初詣程度のお出かけに行く、のに、はっきり言って、ルールなんてない。

あなたがかっこ良いと思う着方で良いのである。坂本竜馬だって袴の下はブーツだったし私だって着流しでブーツにしてますよ!さっき天皇〇料理番というドラマで佐藤健さんが襦袢の代わりにスタンドカラーシャツ着てたし明治の学生さんそんな着こなしをしてたんです。正月は寒いので『厚手のトレーナー』または『タートルネック』を着る、そんなのもカッコいいと思いますよ。

昔から有るウール着物暖かそうですけど裏地がないので実は寒いですねお値段は、ポリエステルの着物よりは高いですが、正絹の着物よりはグッとお安いです。最近ではデニムの着物木綿やデニムは裏地がないので寒いですが、キチンと防寒すれば着られますよ。初めから正絹では仕切りが高いのでこういった着こなしや素材も有ります。今年のお正月は、あなたならではの着物姿で、より男前を上げて欲しいと、強く思うわけである。