『江戸小紋』江戸の伝統の代表作

これから長雨の季節ですね鬱陶しい時期です

本日のブログは江戸小紋の話をしようかと思います。

広重の浮世絵『神田藍屋町』には、藍屋の干場に染め上がった生地が、長かけられて、風にひるがえってる所を描いてる魚屋栄吉の「ゑ」を染め出してる、あつらえの手ぬぐいにしてるのは浮世絵の心意気、その数の反対側市松に染めたのと地平線富士が眺める藍屋町と言居たら干場の滝である。

江戸小紋の職人達は型染めの縞は縞が歪みがちだがそれを真っ直ぐに染めて自慢した。しかし染物には生命言われる水が汚染され腕自慢の職人たちは東京を離れていった。公害被害は明治、大正のころすでに江戸小紋を脅かしたいまでは東京江戸川区葛飾区にわずかに残るのみとなる。

小紋の言われ

小紋は大紋対する言葉で、大紋は歌舞伎の「暫」のように大形の紋を染め出したものである。小紋は五つ紋だから今日ほど極端だはないがかなり小さい、歌磨などの美人画には紋付が多く使われて黒衿の普段着も紋付である。しかも型染めの総模様になっていたり縦縞になっていたりする当時は抜き染の手方知られていなかったので、紋の所は白く残して型染めしたその為に小紋の名前が起った。白に染め残した所に紋を書き込む訳で、紋付ならば縞も小紋である、型染は縦の縞限られているが棒縞限らずよろけや立湧、市松まで含んでるむろんそれらの縞には無限に変化が有って、小紋の世界につきない魅力がある。今では小紋の名前の起こり五つ紋は姿消し模様の大きさによって大紋、中形、小紋の区別があるていどなってしまっている小紋なら十四、五模様までという人もいるがならばもっと細かいのは微塵になるごぞんじのちょうに江戸小紋ならちりめんの場合が多い。

江戸の型染は、伊勢の白子から型紙にたよることが多かった。白 子の型紙業者もまた、江戸をもっとも有力な得意先とした「1716年になると、 白子から江戸に店を出すようになり、それまで白子から提供される型紙によって染めていたの が、こんどは江戸の好みを白子に通して、型紙を切らせるようになる。 江戸では型紙、いわばオザイフェりも、菜の技術や色彩に主力をそそいだ。しかも将軍のお ひざもと、幕府がぜいたくをおさえ、華美を禁止すると、その弾圧をいかに消化するかという 柔軟性をもっていた。こうした技の達者さを生かした趣味のゆかしさが、江戸小紋の特色とな った。

遠くから見ると無地のようだが、近くによって見ると、実に手のこんだ、みじんであること がわかる。色調もおさえ気味だし、相も艶をいささか殺す。ぜいたく禁止におとなしく従うと ころか、禁止されたものより、もっとぜいたくなものを作り出した。趣味が深められて、いき になった。
そして今日の江戸小紋でも、そのいきが生命であり、女性の魅力のもっとも強力な味方にな っているのだ。
すっきりした清々しさが魅力 江戸小紋は、なんといってもすっきりした清々しさが、その身上である。それは彫りこまれ た粒の一粒一粒の切れ味にあり、その間隔のそろい方にある。刀がよく切れていれば、型付け の際に糊がしっかりおりるし、間隔に乱れがなければ、見た目にもすっきりしたものになる道 理である。小紋の良さというのは、いってみれば、ただそれだけのことにつきる。しかし、それこそが非常にむずかしく、その意味では、一見、単純でいかにも能がないよう に映るものほど、より洗練された技術の昇華であるといえる。
昔の型をみると、よく切れる刃もので、一粒一粒、実に丹念に精魂こめて彫ったものである ことがわかる。ただ、ごく細かいものになると、ムラの皆無ということは不可能であったよう だが、それにしても、それらはいかにも乱れというものを感じさせない。
三センチ四方に八百から千二百粒もの細かな模様群を誇る江戸小紋。特に誰がはじめたといったことはわかっていないが、桃山時代の「職人尽絵」 に、すでにこれが見えるところから、もうそれ以前よりあったと思われる。もっとも、その柄 というのは、まったく荒っぽく、こうした細かいものになったのは、やはり江戸時代で、侍の 裃とが下着に使われて発達したと見るのが一般である。
その工程は、型彫りと染めとに大きく分けられる。型は、だいたい伊勢で彫られて、それが 全国の染屋のもとへ配られていたものだが、江戸も末の頃になると、京都、東京あたりでも盛 んに彫られたようである。
っきりした清々しさが魅力 江戸小紋は、なんといってもすっきりした清々しさが、その身上である。それは彫りこまれ た粒の一粒一粒の切れ味にあり、その間隔のそろい方にある。刀がよく切れていれば、型付け の際に糊がしっかりおりるし、間隔に乱れがなければ、見た目にもすっきりしたものになる道 理である。小紋の良さというのは、いってみれば、ただそれだけのことにつきる。しかし、それこそが非常にむずかしく、その意味では、一見、単純でいかにも能がないよう に映るものほど、より洗練された技術の昇華であるといえる。
昔の型をみると、よく切れる刃もので、一粒一粒、実に丹念に精魂こめて彫ったものである ことがわかる。ただ、ごく細かいものになると、ムラの皆無ということは不可能であったよう だが、それにしても、それらはいかにも乱れというものを感じさせない。
染めの工程は、
1.地張り=板に染めるべき生地をはる。
2.型付け=型紙を水につけてよく伸して おき、それを生地の上に置いて防染糊を ヘラで塗りつけていく。
3.地染め=型付けした生地をかわして、 今度はその上から染料の入った樹(色樹ともいう)をしごいて地を染める。
4.蒸し=それを蒸して、染料を安定させる。
5.水もと=水で糊を洗い流す。
6.湯のし=水洗いした生地をよく干して、蒸気でそのシワをのばす。 の地直し=ひと通りの工程を終えた生地をよく検品して、ムラのある部分などを筆で補正する、といった順である。
武士の裃から発達
江戸小紋は、もともと男の柄です。 “裃小紋』とも呼ばれていたように、から発達したも ので、江戸初期には技法は完成していたのですが、柄は今のような小さなものではなく、わり と大柄のものもありました。
ところが、戦争もなく、外国からの刺激も少ない平和な江戸中期には作の小紋柄を、より小 さくすることに各藩、各武士が競い合い、職人は江戸を中心に集って、職人同志も競争しなが ら、じっとそばで見ないと確かとわからないような極々飲、千筋、万筋、極行儀、極あられな どを生み出したのです。
当時、裃の染色は藍染と決っていたわけですから、色を競うわけにはゆかず、ひたすら細か い柄を彫らせ、染めさせて、城中ですれ違うごとに相手の小紋型をチラチラ眺めながら、満足したり、口惜しかったりしたわけです。
力のある藩は、定柄』をつくり、大名は留柄”とも呼んで、他 の藩の人には染めさせないようにするなど、年々エスカレートして いくわけですが、こうした政策のおかげで、世界に類をみない繊細 美術の江戸小紋が、私たちの財産として残ったわけですから、美意 識の世界では何が幸いするかわかりません。いわゆる鮫小紋、七宝小紋、行儀小紋、あられ小紋といった、大名の裃から発達した柄は、 やはり格調のあるものとして家紋をつけ、礼装として、きちんとその役目を守っていますし、 遊び気分の多い道具彫りの小紋は、色衿と合わせて着たり、両面染めにして、凝っているとい う感じを他人に与えず、粋な着こなしを強調してみたり、きもの好きが、いろいろと趣意を凝 らして楽しんでいます。
●豊かな江戸小紋の味わい
遠くからみると、何の変哲もない無地染のきもののように見えるけれど、そばに寄ってよく 見ると、びっくりするような細かい柄で文様を埋めつくしている江戸小紋は、味わえば味うほど底知れない深さを持っています。
合わせる帯や小物で、これほど表情のかわるきものも珍らしく、たとえば鮫小紋に、花柄を 手描きにした塩漬の帯をしめると、全体にはんなりした優雅さと、平凡ななかにも優しさを含 んだきりの姿になります。同じ鮫小紋のきものに、金、銀糸、刺しゅうの袋帯をしめると、そ の格調の高さ、奥ゆかしさに背すじが、きゅーんとなる立派さを感じます。このときはど女性 の貫禄を感じることも他にないでしょう。
一枚のきものが、このように合わせるものによって、いろいろと変化をするのも、何か女性 の本資を見るような気がしますが、これは私の考え過ぎでしょうか。江戸小紋にはほんとうにどこか、じゃじゃ馬的な性格を持っており、乗る人によっては気品 る生れ、駄馬にもなるように、すべてかなかいないという感じです。曲線を利用したきるのとしては、江戸小紋のような幾何学的な美しさが、かえってやわらか い雰囲気をかもし出すというのも、味わい深く、不思議な気がします。しっかりと計算された 江戸小紋の文様が、より女らしさを強調していることもー。
 
着物好きの貴女に、一枚は欲しい江戸小紋を紹介させていただきます。
 
【柄は竺仙】市松模様
江戸小紋 保科 信 創作
お仕立て上がり260,000の所200,000 現品限り 大特価❣
 
【柄は竺仙】市松模様
江戸小紋 保科 信 創作
お仕立て上がり260,000の所200,000 現品限り 大特価❣
【 角通し】 保科 信
お仕立て上がり260,000の所200,000 現品限り 大特価❣
【 涙縞 星野 誠作】
お仕立て上がり260,000の所200,000 現品限り 大特価❣ 
 
 
 
 

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  • 柊袴シリーズ化決定!

予想以上の引き合いを頂きシリーズ化となりました‼

私が考える理想の袴

袴の命といえば『ひだ』です。

●座ってから立ち上がった時ひだが真っすぐになる袴

●立ち姿美しく見える袴

●居合道・弓道・武道系に最適。

私の袴のテーマは立ち姿が美しくです。

ハッキリ言って居合道・武道系に最適です。

 

 

柊袴シリーズ3種類

どの商品も『しなやか』さに追及!

 

【いとをかし】  

お仕立て上がり180,000

私がこれまで縫った袴地で最強と思われる生地、硬すぎず柔らかすぎずしなやかなこれ以上ない袴生地です縞の柄も複雑に織られてります。

【恋蛍(こいほたる)】

お仕立て上がり 150,000

高級感とコスパ両方を兼ねている商品、種類も豊富ラインナップ是非お試しください。

 

 

 

【つくよ】

お仕立て上がり110,000

コスパ最強❣を突き詰めた逸品

お試しください。

        どの袴もお試しあれ~

遠方の方

    全国サンプル発送可能

こちらからサンプル発送致しますのでお好きな色をお選び下さい。