卒業式の袴に振袖と訪問着のどちらを合わせるか、お悩みではないですか?袴と着物の柄行の相性が合っていれば、どちらでも卒業式にふさわしい装いになります。卒業式の袴に振袖、訪問着を合わせたときの特徴などをまとめてご紹介します
女子の袴は,紅色の襠付長袴形式の紅袴(くれないのはかま,
袴に合わせる着物には、特に決まりごとはないという見解が多くを占めますが、未婚女性の正礼装(第一礼装)である振袖と袴を合わせることは、その由来や経緯から見てもふさわしい組み合わせと言えるのではないでしょうか。
袖丈が長いぶん柄の入った面積が多く、豪華な印象になる中振袖も、コンパクトな袖が軽やかで、若々しく愛らしい印象になる小振袖も、どちらを合わせても素敵な袴姿になることは間違いありません。ただし大振袖については、袖丈が地面につくほど長く、動きづらいという点があるので、袴に合わせるのは避けるのが無難でしょう。成人式用に中振袖を購入した人は卒業式の衣装として、それを活かしたコーディネートを考えてみるのも楽しいかも知れませんね!
成人式で振袖を購入された場合、そのまま卒業式に着用していただくことももちろん可能です。小振袖に比べて袖が長く、色や柄も華やかなので、豪華な印象の袴姿となります。
ただし、成人式の振袖を合わせる場合に注意していただきたいのは、その袖の長さです。足元まである袖を引きずったり汚したりしないよう、気を配って動く必要があります。卒業式からそのまま袴を着て謝恩会に参加する場合なども注意してください。
また、成人式で着た振袖は、袴用の二尺袖に比べて身丈が長いもの。袴から着物が出ないよう着付けなければなりませんので、慣れている方や専門家に着付けてもらったほうが安心でしょう。
コーディネートの基本は「同系色」か「反対色」
袴と振袖の組み合わせ方に、決まりやルールなどはありませんが、基本は配色で考えます。主なパターンは、袴と振袖を同系色で合わせるのか、反対色で合わせるのかの2通り。例えば、紺色の袴に水色の振袖、エンジ色の袴にピンク色の振袖だと同系色。緑色の袴に赤色の振袖、紫色の袴に黄色の振袖だと反対色となります。同系色の場合、全体的に調和の取れた、すっきりと上品な印象のコーディネートになり、反対色の場合、上下のメリハリが効いた、インパクトや個性を感じるコーディネートになります。
袴の色のイメージから考えてもOK
袴と中振袖を組み合わせた場合、それぞれがコーディネート全体に占める割合はだいたい半分ずつです。そのため合わせる袴の色によって、全体の雰囲気が結構違って見えます。例えば、黒系はキリリと引き締まった大人なイメージ、白系はピュアで清楚なイメージ。青系はクールで知的、赤系は華やかで印象的といった具合です。自分のなりたいイメージに近づくためには、このような色が持つイメージや印象を考慮して袴を選ぶと良いでしょう。
シンプルな袴で振袖の豪華さを活かす
中振袖を合わせた袴スタイルの魅力は、やはりその豪華な見た目。魅力を最大限に活かしたコーディネートにするには、あまり主張し過ぎない袴を合わせるのが良いでしょう。シンプルな単色の袴であれば、振袖が確実に映えるでしょう。また、振袖を主役にしつつも、少し明るい印象にしたい場合は、同系色のグラデーションカラーの袴がおすすめです。広範囲に柄や刺繍の入った袴や多色使いの袴などは、そちらに視線が集まりがちなので、振袖が引き立ちません。
画像はな格式の高い宝塚音楽学校の卒業式は。
紋付女袴です。それは第一礼装といって最も格式が高い着物の装いだからです。
紋付=喪服
たしかに今は圧倒的に黒紋付といえばお葬式に着用されることが多いですが、もともとは祝い着が先で喪服は後付なんです。
だからその証拠に、ごく稀に白の喪服を持って見える方もみえます。一部の地方では今だに葬式の時に白い着物を着ますし時代劇では白い着物を着て切腹とかのシーンをよく目に目にします。もともと日本の喪服は白なんです。
そして第一礼装が黒紋付なんです。
喪服を買うときは女性は厄年19歳に誂えると厄落としになるとか言い伝えが有ります。その他卒業式、結婚式etc…おめでたい時誂えるのが吉とされて来ました。
昔は黒紋付きに金のフォーマルの帯で第一礼装として結婚式にも出席していたんですね。ただし、現在結婚式に黒紋付に金の帯で出席するのかどうかは地域柄や時代の流れですね。
現在、袴スタイルは女子大生の礼装の一つとして卒業式の風物詩となっていますが、レトロでカワイイ装いとして、人気がじわじわと拡大している模様。