当店のこだわり

当店のこだわり

柊和裁所

 

和裁士は、反物から着物を仕立てるプロ。

機械でたくさんの服が作られる今の時代、
手でひと針ひと針縫う和裁士の丁寧な仕事は、
非効率であり、決して経済的であるとは言えません。

しかしながら、「和裁士」は、
単に着物を仕立てるだけでなく、
ご注文を頂いた方々の想いや、
反物に込められた思い出や歴史にも思いを馳せ、
一針一針魂を込めて仕立ててまいります。

一針不乱

 

 

ただ、ご注文頂いたお客様方の想いを一針に込め、
夢中で仕立てる職人、和裁士
絹糸が織られ、反物へと姿を変え
その反物に魂を縫い込むことで
反物は初めて生ある「着物」へと昇華するのです。

そのお手伝いをするのが、我々の仕事であり、
その先にお客様の笑顔があると信じております。

想いを形に変える

柊和裁所

 

男仕立て

 

 

呉服の仕立てには「男仕立て」といわれるものがあります。
江戸時代の参勤交代で、各大名は江戸城に出勤する時に流行を意識した着物を着用するようになります。

着物の需要が増えてくると、裃(かみしも)に用いられた小紋柄を染める『染め職人』や『仕立て職人』達が、どんどん江戸に集まり、その技術は洗練されていきました。これらの職人たちのほとんどが『男の職人』であり、裃を作った技術の流れが、『江戸小紋』や『東京仕立』と言われるようになったものです。

その特徴は、表地と裏地が糊で張り合わせたかのようにピッタリと合わさり、真っ直ぐの所はどこでも真っ直ぐ、角はキッチリと角がでている、という仕立て方です。

衣服の仕立ては、本来 その土地の気候風土にあった布地や、仕立て方が存在するものですが、『東京仕立』の技法の、「美しさ」は、別格と考えられています。

当店について

和裁士とは

和裁士とは

洋服を着るようになる前の日本ではもちろん、今でも日本の伝統服をつくる上で欠かせない大切な仕事です。むしろ、機械でたくさんの服が作られる今の時代、手でひと針ひと針縫う和裁士の丁寧な仕事は、貴重な存在かもしれません。

「織物と着付けは見えるのに、仕立ては見えない。『見える仕立屋』になりたいと思った」

HPを自ら更新し、お客さんと直接やりとりする和裁士はそう多くありません。お客さんと直接話すということは、求められることも多くなるということ。和裁士の仕事ではなかったコーディネートの相談や、着物全般のことをわかっていないといけない。

「でも着物のプロとして、これからの和裁士はそういうのも勉強していかなくちゃ」

 

当店の袴はここが違う

 

柊さんはお客さんとのやりとりを楽しそうに話してくれる。お客さんと話して、相談してつくるものを決める。それも、柊さんが大切にしているお客さんと直接やりとりする上での楽しみなのかもしれない。

そんな柊さんが今いちばん楽しいのは、週に2回の和裁教室。『おもしろ、おかしく、たのしく』。それを大事にしている柊さんの和裁教室には、遠方からも生徒さんが通ってくる。

「着物好きな人が集まるから、楽しいですよね。でも、みんな何しに来てるんだってくらい、おしゃべりしてるの。若い子に彼氏の愚痴なんか聞かされてさ」

黙々と仕立て作業をする仕事が多い中、みんなでおしゃべりしながら進める和裁教室を柊さん自身が楽しんでいる。生徒たちと着物を来て出掛けることもあるそう。

当店の袴はここが違う

 

「一般の会社ではこうだとか、今の若者はこうだとか。主婦の子育て話を聞くのもおもしろい。そういうのって、家での仕事ではわからないから。それから、実際に着物を着る消費者と直接話せるっていうのも良い経験。みんなでお茶の教室に通ったり、わいわいやるのが本当に楽しい」

もっと着物を着る人のことが知りたいし、作っている自分のことも知ってほしい。そういう思いが、柊さんの言葉からは感じられる。

「将来は、和裁のお店を出したいですね。家でやるんじゃなくて、ガラス張りのなかで縫ってみたい。パン屋さんとかで見えるところあるじゃん、ああいうの」

もっと外へ。柊さんは、自分から出ていく。こんなにフレンドリーな和裁士だったら、ガラスの中とは言わず、隣で見ていたい。ガラス張りの向こうから手招きしてしまいそうな柊さんを想像して、そんなふうに和裁がもっと身近になればいいと、私も楽しみになった。

たまには着物、着てみませんか。自分のことを思って作られた着物を、作ってくれた人を思って着る。そんな日は、きっといつも以上に背筋がのびる。

東京式、男仕立ての言われ

東京式、男仕立ての言われ

関東の呉服仕立てには 「男仕立て」といわれるものがあります。
江戸時代の参勤交代制で、各大名は江戸での生活が長くなってくると、江戸城に出勤するときに着用する裃は 流行の最先端である江戸で誂えるようになりました。需要が増えてくると裃(かみしも)に用いられた小紋柄を染める『染め職人』や『仕立て職人』達がどんどん江戸に集まり、その技術は益々洗練されてきます。これらの職人達のほとんどが『男子の職人』でありました。
この、裃を作った技術の流れが現在までに『江戸小紋』や『東京仕立』と言われるようになったものです。
裃というものは、表地と裏地が糊で張り合わせたかのように ピッタリと合わさり、真っ直ぐの所はあくまでも真っ直ぐ、角はキッチリと角が出ている、という仕立て方です。

衣服の仕立ては、本来 その土地の気候風土に合った布地や、仕立て方がいちばんいいのですが『東京仕立』の技法、出来ばえの美しさ等が認められている仕立て方になっています。

当店の袴はここが違う

当店の袴はここが違う

 

袴の仕立て屋には大きく分けて3タイプ有ります。帯屋の袴・袴屋の袴・そして着物の仕立て屋の袴。当店は後者の着物の仕立て屋の袴です。
では何故きものの仕立て屋の袴が良いのか?
それは、帯の仕立て屋や袴の仕立て屋には無い、着物の特有の機目の細かさと「縫い」と「くけ」の技術の違いが有ります

是非一度当店の袴をお試しください。