おばあちゃんの着物ってどうしてる?

おばあちゃんのから譲り受けたたくさんの着物、正直、どう扱っていいのか困っていませんか?

数年前から終活という言葉が流行り、自身が亡くなったときに親族に迷惑をかけないよう、生前にご自身の手で身辺整理をしておくという方も増えてきています。

とはいえ手がおよばず多くの遺品が遺されるケースも多々あるようです。着物も遺品として遺されることが多く、御祖母が亡くなってしまったあと、整理に追われる方の数は少なくありません。

「思い出が詰まっているから捨てるのも違うし、かといって整理しないわけにもいかない」という具合で、どこから遺品整理していいか中々迷ってしまうのではないでしょうか。

おばあちゃんとの大切な想い出の品として取っておくもよし。

自分のものとして着るもよし。

大事にしてくれる方に譲るのも簡単にできます。

面倒だからといってもらうだけもらって何もしないとせっかくの着物もあっという間に傷んでしまいます。

そんなのもったいないですよね。

この記事を読んだらぜひご自分にしっくりとくるおばあちゃんの着物との向き合い方を決めて、虫が食ってしまったりしてダメにしてしまう前に手を打ちましょう。

遺品整理を行うには時間や労力のほか金銭的コストを要しますが、遺品整理を行うタイミングはいつがベストなのでしょうか。

まず遺品整理をする前に、祖母をはじめとした親族の方が亡くなってしまったあと、故人が結んでいた契約やサービスの解約、役所への届け出を行わなければなりません。

下記は一例ですが、

  1. 死亡届の提出
  2. 水道、電気、ガスの契約名義の変更
  3. 故人が契約していたサービスの解約(携帯、クレジットカード等)
  4. 厚生年金の手続き
  5. 健康保険証の返却、変更
  6. 世帯主変更届

など、やるべきことは山積みです。

諸々の手続を済ませたあと、いつ頃のタイミングで遺品整理をするかに関しては個人差はありますが、初七日、35日または49日の法要に合わせて行うご家庭が多いようです。

遺族が一堂に集まるタイミングで行うことでスムーズに遺品整理を行うことができます。

祖母の遺品整理の中でも特に処分に悩むのが着物ではないでしょうか。

サイズの合う女性しか着られませんし、手縫いの着物を仕立て直すのは時間と費用がかかります。

かといって生前祖母が着ていたことを考えると大切な思い出がたくさん詰まっており、捨てることなどできませんよね。

捨てることなく処分する方法と特徴を簡単にご紹介します。

祖母の遺品整理の中でも特に処分に悩むのが着物ではないでしょうか。

サイズの合う女性しか着られませんし、手縫いの着物を仕立て直すのは時間と費用がかかります。

かといって生前祖母が着ていたことを考えると大切な思い出がたくさん詰まっており、捨てることなどできませんよね。

捨てることなく処分する方法と特徴を簡単にご紹介します。

 

形見として保管

こちらに関しては手間がかからず手早くできるので一番楽な方法です。しかし問題は保管場所です。

親族で分担して持ち帰ったとしても、自宅の箪笥で保管せざるを得ないのでいずれ自分の箪笥の整理が必要となるでしょう。

自分の手でリサイクル

きものはリサイクルすることを前提にして作られている衣服です。

手縫いの着物に限った話ではありますが、糸を解くことで長襦袢として使用したり布団カバーにする等の応用が利きます。

しかしこれにはある程度まとまった時間を割く必要があり、専門知識も必要です。大量の着物が遺品としてある場合、現実的な手段とはいえないでしょう。

リサイクルショップ

リサイクルショップに持ち込み買い取ってもらうことで、大量の着物も引き取ってもらえる可能性があります。これにより整理も可能ですし手間もそれほどかかりません。

しかし着物を持ち歩くというのは体力を非常に消耗しますし、着物専門の査定士がいないのでプロが見ればわかるブランド着物があっても殆ど値段はつかないでしょう。

着物買取業者

着物買取業者に買取をお願いすれば経験豊富な査定士が高価格で着物を買い取ってくれます。

出張買取をしている業者であれば電話をするだけで自宅に査定士が来るので手間が殆どかかりません。

着物買取では、一見素人にはわからない物に思わぬ高額がつくこともあり、なおかつ短時間で査定から換金まで行ってくれます

実際におばあちゃんの着物を譲り受けた人たちってどうしてるの?

運命だと思って着付けを習ってみる

いくら昔の人が着物を着る機会が多かったといっても、今でも着れるような着物をたくさん譲り受けるようなケースはそうそうありません。

最近は50代になってから着物を着始める人も増えているそうです。

しかし、いざイチから着物や小物をそろえるのは費用もかかって大変。

その点でおばあちゃんから素敵な着物を無料で譲り受けられることはとても幸せなことです。

これをいい機会だと思ってカッコいい大人の女性を目指して着付けを習ってみるのもいいかもしれないですね。

着なくなった着物を自分のサイズに仕立て直す

昔の着物は生地も分厚く永く使えることが多いです

これは着物に限らず手仕事の道具なんかでもそう。

商品としてコストダウンする、ということがそもそも難しいので逆に品質の良いものしか作れないという。

また、着物として着たいけれどおばあちゃんとは身長が10cm以上違うという場合でも大丈夫。

『洗い張り』といって、着物を一度反物の状態にまで戻し仕立て直すことで、小柄だったおばあちゃんの着物を背が高い今時の若い娘さんでも着れるようになります。

レトロブームが何度も来ているように、素晴らしいデザインというものは何百年経ってもその良さが見直されることが多々あります。

古臭いと言われる柄も、若い人にとっては「逆に可愛い」かったりするんですね。

買い取り業者も気をつけなければならないのは、名前の聞いたことのない怪しい業者に頼んでしまうと、汚らしい査定員がおばあちゃんの部屋に居座って、無理やりアレもコレも買い漁る、いわゆる『押し買い』のようなことになりかねません。

 

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