和裁というお仕事  卒業の後編

卒業すると先生から仕事を貰うか自分で呉服屋さん仕事を貰うかです。

最近では個人のお客さんをネットを通じて取るかですが、この段階ではもう少し勉強が必要だと思います。

酷い和裁所だと裁断さえ教えない先生も居ます飼い殺しというやつです。

先生から仕事を貰う場合先生の仕立て代から2割位引かれ多い場合7.5掛けなんて聞いた事がある、メリットとしては責任が軽いです、もちろん何か事故などあった場合は弁償はしないといけません、納品時に先生のチェックが入り手直しが必要な場合直して下さいと、ここでもボロクソ言われる訳です

呉服屋さんから仕事を貰うには当然営業しないといけない訳で責任も全て自分で背負わないと行けません。他からのダンピングも有ると思いますそうすると価格が崩れる訳です。

呉服店は馬鹿じゃないので?安い方へと行きたがりますから次第に仕事の取り合いになります、、、

この様な方程式になり折角技術を身につけても個人の街の呉服屋さんは1万6千円〜1万8千円位でセレブ系のおで店2万円が相場です、因みに海外縫製で1万4千円です、国内縫製と2千円しか変わらない訳です、高い商品を扱う割には安いと思いませんか?1枚縫うのに3日掛けて縫ったとするとコンビニで働いた方がいいですよね

個人の和裁士は横の繋がり情報が乏しです。

そこで全国ネットの和裁士会や格都道府県の技能士会などに入会した方が横の繋がりが出来ます。

←当方属している和裁組合

団体は大きく分けて3団体位ある訳で主に和裁士の地位の向上技術講習会などメインに活動しています。中には教えたがりの大先生など居て積極的に教えてくれます。(料金は掛かります)

講習会に出てそこで友達作って情報交換出来ますし仲良くなった方の技量も解ります、その気になれば3人位でチームを作って互いの仕事回す事も可能です、実際そうやってた方も居ます。

続く