和裁というお仕事 修行編

和裁とは

簡単に言うと反物から着物に仕立てるお仕事です。

その和裁士になるには修行が必要で下を向き黙々と何年も何百枚も数を重ねて縫い、経験を積まなければプロの和裁士にはなれないわけです。

最近では和装の専門学校も有り着付・和裁・染物格科目に分かれたりします。例え和裁科を選択したとしても初めの1年は着付けの勉強をしながら浴衣の縫いくらいで2年生で長襦袢や着物単・合わせ位だと思います(間違ってたらごめんな際)笑。和裁科選択し和裁所に就職?修行を決める人は20人中1人か2人で後は販売の方に就職します。

和裁所に入所して5年間毎日縫う訳ですがいきなり着物のを縫うはずがなく浴衣・長襦袢1年目の後半位から着物の袖や先輩の裏縫いなど縫います。就業先の先生の流儀に沿って縫うわけで学校で縫った縫い方では全くと言っていい程用しません。慣れてくると先輩や先生の袖や裏縫いなどお手伝いしボロクソ文句言われ今でも思い出すとハゲそうです、確か俺も十円玉ハゲになりました夢でも怖い先輩にうなされたり後輩に袴の紐くけさせたら昼休みに疾走されたり夜逃げ同然で居なくなった後輩が居たのを覚えています20年前の話しなので今そんな事したらパワハラで逮捕されちゃいますね()

2年目で着物が縫えます、羽織も縫ったかな⁈

3年目でコートや絵羽の着物など縫わせて貰えます、確かこの時期に袴の縫い方を習得しました私の師匠は袴の仕事が多かったと記憶してます。

4年目で留袖.・振袖5年で裁断等そんで二級受かれば保釈出来ます?

卒業です。専門学校卒なら3年で釈放と(笑)と聞いた事があります。

就業時代のは嫌な思い出ばかりではございません、後輩と🍻行ったりキャンプ行ったりスキー行ったりした、当時ワイルド後輩がいて豚の肉のブロック炭火で焼いて喰ってました。今考えると半生でよくお腹壊さなかったなと思います。

今時の人は(自分も含めて)仕事は教わるものだとしか思ってないですが仕事は盗むものだとこの年になって痛感します。

そんなんで独立する訳ですがここからが本当の修行だと思います

続く