手拭いで半襟の付け方

私は長襦袢の半襟は手ぬぐいが多いです、最近ではお洒落な手拭いが100均や通販などでよく売られています。

フォ―マルなものは白と素材が決まってますがカジュアルなのは特に決まってません。半襟は少ししか露出しませんがお顔に近い所です。そこでオサレな手ぬぐいを利用するだけでいつも着ている着物の雰囲気が変わりますしアクセントにもなります又、気持ちも楽しく軽やかに変わりますよね!

本当はプロが付け替えると間違いなく綺麗に付けられるのですが着る度に付け替えるのは大変です。

そこで今日は自分で簡単半襟付けのポイントを紹介します。

当方はは和裁士なので勿論糸と針を使っていますがその他半襟用接着芯などが売ってます。

1.半襟選び方

2.柄のどの辺を出すか

3.一番大事なのは半襟の内側(裏側)

4.和裁教室の進め

5.まとめ

1.半襟選び方

大体長さは100㎝位幅40㎝だと思います。先程お話した通り半襟の露出はほんの少しなので柄が細かい方がいいと思います大きいと何の柄なのか解りずらいです。半襟が露出するのは左前20cm位衿の輪に柄が来るような手ぬぐいを見つけた方が良いとと思います。

2.柄のどの辺を出すか

先程お話しした通り半衿の露出は衿の輪の部分背から20cmで衿の輪になるところ、そこに手拭いの目立つ柄を持って来るように付けて下さい。失敗すると花柄が見えないとか、、、

3.半衿取付

手ぬぐいを縦に半分に切ります、切らずに使うと衿がモコモコ着にくいともおもいます。半衿の衿先を裏側に2cm位裏側にアイロンで折って。折った方を糸で1cm間隔で抑えます表は小さい目で出すようにして下さい。折っておく事で裁ち目が出ないようにします、半衿の柄の位置を衿の輪に来るように決めて、輪から衿の幅を決めて背を中心まち針で押さえて衿先と地衿を平に置いて片側5本位て止めます。どうしても切らずに使い方は柄を出したい所を決めてそこから衿幅決めます、多少モコモコなりますけど。メリットとしては汚れた時に、出す面を変えたりしやすいかなあ。

3.一番大事なのは半襟の内側(裏側)

内側は反対にして折り返します背の部分は縫い込みを折り込みマチ針を打ちます、長襦袢の襟は衿先に向かって段々と広くなるので幅が足りなくなるので幅で覆う事はできませんので先の方は1cm位折ります、マチ針は半衿を引っ張るようにマチ針を打ちます連れてる位が丁度良いくらいです、これは首回りが湾曲なるなるので平に半衿付けると着用した時綺麗に見えません。裏側はえりを抜いて着用するので衿の内側が意外と目立つのでここを綺麗に見せるには半襟を付ける時引っ張って釣れてる位付けると丁度良くなります。ここも片側マチ針5本位で押さえて裏も表同様糸で2cm間隔で糸と針で留めますここも表同様縫い始めと縫い終わりは返し縫いです。

完成したら当て布をして裏側からアイロンを当てます。温度はmaxで大丈夫です。文鎮など使って抑えてアイロンを掛けすると綺麗に行きます。

4.和裁教室のススメ

当方和裁教室では基本的な縫い方を重点置いてます特に『運針』『くけ』を中心にして、半衿付けも立派な基本の練習です、当和裁教室ですと『くけ』の技術を用いてな半襟付けになります、縫いやくけをマスターすれば『浴衣』『長襦袢』までは普通に縫える様になります浴衣が縫えれば単の着物を縫えます。少しずつ自分のペースでステップアップしていろんな物が縫えるようになりますので自分なりのコーデの幅も広くなります。

私どもは江戸から続く和裁の技法を伝え着物を縫う技術を見せながら指導して居ります技術を身につけるのはプロの和裁士から技術を盗む事、真似る事、今は教わるのが当たり前の時代ですが技術を習得するのには盗むのが一番の近道と私は考えてます、私の教室は『おもしろ・たのしく・わかりやすい』もっとうにし、着物好きが集い笑顔でおしゃべりし、自分の納得する着物を仕立てる。
それが今『楽しくて』和裁教室を開いています。純粋に『もっと着物を着ている人のことが知りたいし、作っている自分のことも知って欲しい』そう思ったのが教室を開いたきっかけです。
自分で縫った着物を着てお出掛けする楽しさとコーディネートを体感して欲しく、少人数制でみなさんの望む思いを形に変えるお手伝いと和裁がもっと身近なものになれば幸いと思います。どなた様にもフレンドリーに物作りの楽しさ完成した時の喜び、この国の文化をで楽しんで貰いたい、更に一針に集中し無心になって縫う事で普段のストレスから解放されたらと思います。お客様の想いを一針に込め、反物に魂を縫い込むことで初めて生ある着物となります。
そのお手伝いが私の仕事であり、生徒さまへの思いです。

まとめ

いかがでしたか?簡単半襟付け!長さは、100cmなるべく細かい柄で手拭いに拘らず端切れやスカーフなどをチョイスすればコーデネイト幅もぐっと広くなります。布だけでかんたんに気分を変えられるので、半衿たくさん欲しくなります。季節によって素材を変えたり寒い冬はモコモコ素材を生かしたりぬくぬくですよ。取付で困ったら当和裁教室にお越しください。楽しく通えます!それでもお裁縫苦手な方半襟用両面テープとかぁあるみたいですねググって見てくださいねェ色々自分に合ったやり方を試してみてくださいね。

 

2021年も後数時間で暮れますが今年はD1GP柴田自動車スポンサーから始まり2月はギフトショーに出展夏には日傘の販売秋のおおた商い展ワークショップや、遊び尽くせ大田などなど今年も厳しい中頑張って参りました。来年はその成果が実と信じてます。来年は4月6月10月は居合道各演舞会に出店予定です2022年までスロットル全開で行きますのでよろしくお願い致します、良いお年をお迎えください。。