袴の仕立ての手順〜仕立て方法や気をつけることとは〜

袴の仕立ての手順〜仕立て方法や気をつけることとは〜

袴をこれから購入しようとする方は、仕立てを行う際にいくつか気をつけることがあります。レンタル品ではなく、初めて袴の仕立てをおこなおうと考えている方は、次のことに気をつけてスキルを学びましょう。

袴の仕立てで気をつけること

袴の仕立てをおこなう際に、まずは次のようなことに意識をして袴仕立てを業者と打ち合わせをしましょう。手順をしっかり踏んでおこなっていけば、自分の理想とする袴と出会えます。

どのような種類の袴かを決める

まずは、どのような種類の袴を仕立ててもらうのかを検討しましょう。女袴、行灯袴、馬乗り袴、武道袴などさまざまな種類の袴があるので、まずはこの中から自分が求めている袴を提案しましょう。

どのような袴を選んでよいかよくわからないという場合は、仕立て業者に自分がどのようなシーンで袴を着用したいかを伝えましょう。

素材を検討する

袴の種類が決まったら素材の検討をしましょう。袴に使用される素材はさまざまです。その中から自分が希望しているものを選びましょう。袴を着用するシーンが多いのであれば、長持ちのする素材を選びましょう。

卒業式をはじめとした特別なイベントのために袴を購入するのであれば、色味が鮮やかなものと割り切って袴選びをすると、理想のアイテムを選べるでしょう。

価格を検討する

素材と種類をしたら、価格を検討しましょう。よい素材を使えば価格が高くなるので、こだわりすぎず予算内で収めるように検討するのがおすすめです。予算重視で仕立てを検討しているのであれば、業者にどの程度の予算まで出すことか可能かを伝えましょう。

採寸をチェックする

仕立てが決まったところで採寸をおこないます。最近ではネットで素材と価格を決めてもらい、採寸したデータをもとに袴を仕立てるということころもあります。ネット注文の際は、指定された箇所の採寸を正確におこないましょう。

ネット注文が不安という場合は、実際にお店に足を運び採寸をしてもらうことがおすすめです。プロが採寸をおこなうので、採寸でミスをして完成した袴のサイズが合わないということを回避できます。

仕立てを依頼する際に気をつけること

実際に仕立てに入る前に依頼するお店側と、次のようなことを確認してトラブルを回避するようにしましょう。

製作期間の確認

仕立て依頼をして袴が完成するまでにどの程度期間が必要かを確認しましょう。仕立て期間は時期によって大きく差が出ます。閑散期であれば1ヶ月程度で完成する可能性がありますが、繁忙期は通常よりも大幅に時間が必要になり、結果的に希望していた時期に袴が間に合わないということも考えられます。

必ずその時期であれば、どの程度の製作期間が必要になるのかを確認しましょう。トラブルを避けるために、1ヶ月程度余裕をもって注文をしましょう。どうしても急ぎの場合は業者側と相談をするようにしましょう。

受け取り方法

ネット注文の袴の場合、受け取り方法を郵送にするかどうかを決められる場合もあります。受け取る際は極力店頭で受けるようにしましょう。

試着の有無

完成した袴が本当に問題ないか、採寸がぴったり合っているのかを確認するために必ず試着をしましょう。試着をしない状態で受け取ると、実際に着用したらサイズが全く合わなかったということも考えられます。完成した袴は必ず試着をするように心がけましょう。

トラブルを回避するために気をつけること

袴仕立てでトラブル回避をするために、次のようなことに意識をして業者側としっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。

コミュニケーションをしっかりとる

依頼する業者やお店とのコミュニケーションをしっかりとるようにしましょう。コミュニケーションをしっかりとっていないと、受け取り日の確認ミスや、袴の完成イメージが異なる可能性があります。

特に、色合いなどをお店側と相談する際は、ニュアンスだけで伝えるのではなく、写真やイメージしている色を見せながら打ち合わせをすると、理想の袴を仕立ててもらえます。

袴の専門的な知識がない方は、カタログや写真などを見せてイメージをしっかり伝えるようにしましょう。ネット注文をする際は、このようなコミュニケーションがしっかりできない可能性があります。

不安を感じた場合は写真や画像イメージをいくつか送り、認識のズレが生じないように心がけましょう。

実績をみて依頼をする

初めて依頼をする際は、過去にどのような袴を製作しているお店なのかを判断してから依頼をするようにしましょう。老舗のお店に依頼をすれば、品質の高い製品を受け取れるので、必ず依頼をする際はお店の実績から判断して検討するとよいといえます。

まとめ

袴の仕立ての手順〜仕立て方法や気をつけることとは〜

本格的な袴を依頼したいという方は、ネット注文で依頼をするのではなく実際にお店に来店してコミュニケーションを取って袴仕立てをおこないましょう。「柊和裁所」では、袴仕立て年間70具以上実績、袴の命と言われるひだの折り方、体型に合わせた仕立て屋方法これらの技術を持つ仕立屋です。

これから袴の仕立てをお考えの方は当店にご相談ください。