普通男性用袴は行燈袴と馬乗り袴大きく分けて2種類有ります。一説には行燈袴は関西地方の物関西は籠文化で関東地方は馬に乗るということでキャロットスカートの様になったと言う説もあります
又行燈袴は商人は行燈袴だった言う説もありますが?
二股構造になっており、シーンを問わず着用できる
馬乗り袴の大きな特徴のひとつが、行灯袴とは違いズボンやキュロットのように二股に割れた構造をしている点です。
この二股に割れた部分は「中仕切り」と呼ばれ、馬に乗りやすいよう設計されたと考えられています。股部分が割れていることにより足を捌きやすいため、運動時に身体を動かしやすく便利なメリットがあります。
事実、剣道や合気道といったスポーツや、巫女の方が礼装として着用する場面など、馬乗り袴から派生したズボン・キュロット状の袴を女性が着用する場面を見ることも多いでしょう。
また、馬乗り袴はズボンのように履くことができるため、一生に一度の晴れの日に着る礼装としてだけではなく、普段着や仕事着としても着用することも可能です。
襠(まち)が短く、足を大きく広げやすい
馬乗り袴は、武士が旅の際に着用する野袴(のばかま)という袴のひとつとされており、「襠(まち)」という股上の部分が短めに作られている特徴があります。
これにより、襠のない行灯袴よりもズボンに近い感覚で着用することができます。
また、足を広げて馬に跨りやすいため、走ったり足を大きく動かしたりする場面でも、袴で足の動きが制限されることが少なく、快適に過ごせる特徴もあります。

行灯袴
行灯袴とは、馬乗り袴のような「襠(まち)」という中仕切りがない、ロングスカートのような形状をした袴のことです。
それまでは女性が袴を着る場合は男性と同じく馬乗り袴を着用することが一般的でした。
しかし明治時代に、華族の女学校で用いられていた行灯袴が婦人用や女学生用の袴として登場してからは、女性が普段着やファッションとして着用する場合は行灯袴が用いられることが多くなっていきました。
現代の日本において行灯袴は、大学生の卒業式や成人式などに女子が着用する華やかな礼装として用いられることが多いでしょう。行灯袴と華やかな振袖・着物を組み合わせて、袖丈が長い上品な和の礼装として着用することができます。
構造がスカートタイプになっている
行灯袴の大きな特徴のひとつが、ロングスカートのような筒状の構造になっていることです。スカートの形状をしていることで、裾に足を取られにくく動きやすいメリットがあります。
行灯袴が流行し始めた江戸時代後期から明治時代にかけては、女学生が着用する行灯袴は海老茶色のスカートタイプと指定されることも少なくありませんでした。
しかし現代においては、袴の色も、上に重ねる着物や振袖の模様も、着用する人が自由に個性を出して構わないと考えられています。
ちなみに、行灯袴は女性専用ということはなく、男性であっても行灯袴を着用することができます。
実際に年末年始のパーティーやお祝いなどに和装スーツ風のファッションとして着用する男性も少なくありませんし、座禅用の座禅着として着用されることもあります。
ここまではごく普通の袴ですが居合道用の袴は少し違いが有ります。
居合用袴の違い
着用の仕方の違い

画像は普通の袴着用です(お茶など)帯の真ん中辺りに前紐が来ています、腹で締めています

居合道はウエストの位置で帯が完全に隠れています
このことから袴丈が一寸(4㎝)ほど長くなります、そうなると前紐下と後ろ紐紐下の差が4㎝となります
この4㎝の違いは帯の結びの分です
この事を和裁用語で後長と言い普通の袴は後長2寸(8cm)居合道や弓道の袴は1寸(4㎝)付けると言います
2相引きの高さ

画像は居合道袴の袴で相引き高さが約68cmになりますが普通袴は約56cm(身長によって高さは変わります)居合道袴の相引が高いのは前紐に刀を差すため相引の長さが高くないと引っ掛かる為相引きが高くする必要があります。
襠高は高く
居合道には袴は捌きとういのをします、この袴さばきとは座る時ズボンでいう股下の裾部分を左右に裁くため襠高を高くする必要があります

こちらの動画3:05から袴さばきが見られます。
柊袴について(居合道専用)
審査に於いて立ち姿は大切な第一印象なります、当方が縫う袴はその第一印象をイメージし袴のひだの裏側のひだにミシンでつまんで縫うなどの工夫をさせていただいております。

紐大切な要素です結んだ時にしっかりと結べるように中に厚めの帯芯を入れてます

#居合道袴
#居合道





